昨日(1/12)に秋田市の「秋田エキマエ光のテラス」を見学してきました。会期は11/30~1/14だそうです。
また、今年から始まった広小路のイルミネーションも見てきました。そして更に足を延ばして秋田銀行本店のイルミネーションまで...遠かった。
カメラは持っていたんですが充電してなかったもので電池が直ぐに切れてしまいまして、騙しながら撮ったんですけど写っていなかった所もあります。先ずは、写っていたラッキーな写真をどうぞ。(写真は全てクリックすると拡大表示します)
駅から撮った西口の駅前の様子。
フォーラス(左のビル)の壁面全体に大きなツリー状のオブジェクトが飾られています。これが光のテラスの中で最大のオブジェクトです。その右のアルスの入り口に青いリースが架けられているのが見えます。
ツリーを下から見上げるとこんな感じ。白と、黄色のLEDで、かなりの数です。
リースはこんな感じ。かなりでかいです。
リースもさることながらアーケードに下げられた白いツララのイルミネーションがきれいです。クリックして拡大写真をご覧下さい。この飾り付けは駅ビルからずっと続いていて、通り全体の飾りつけに統一感を与えていました。これはとても参考になります。
日暮れ前に撮ったツララの配線。
電源部と、連結部はビニールテープでしっかり防水対策されていました。
こちらは、アトリオン裏の柵に取り付けられたツララ。3色ミックスのカラフルなツララですが、これもなかなかきれいでした。
こうした散策マップが街のあちこちに設置されていました。
右下のポストは応募ボックス。一番気に入ったイルミネーションを投票すると抽選でプレゼントが当たるそうです。左下にあるのはこの地図と同じものが印刷されたパンフレットです。こういった仕掛けによって参加している全ての店舗を見て回ってもらおうということでしょう。これなども参考になります。
こちらは、駅構内の待合室のイルミネーション。このイベントにはJR東日本 秋田支社も協賛しています。
一方、各商店のイルミネーションは...
今ひとつ目立たないのです。元々の店舗の照明が明るいためか、球数が少ないためか、どうもパッとしません。
先ほどのアーケードのツララのように街全体に統一した雰囲気を造りだす装飾があった上で、それに加えて各店舗が独自の飾り付けをするのがいいんじゃないかと思いました。
こちらはツリー。高さ3mぐらいでしょうか。一本のツリーがあるだけでその場の雰囲気がガラリと変わります。
ツリーはもちろんイミテーションです。ツリーの値段は案外安いので、来年は角館でもツリーを飾りたいですね。
さて、「秋田エキマエ 光のテラス」を離れまして、今年から始まった広小路のイルミネーションに移ります。
広小路の街路樹や、アーケードに9,000個のLEDを飾り付けたそうです。(残念ながら写真は撮れていませんでした)
人によって評価は異なるでしょうが、残念ながら私にはあんまりきれいに感じられませんでした。それが何故なのかを考えることも飾り付けの参考になると思いますので紹介したいと思います。
色は流行の青で統一していたのですが、我々が使った柔らかい青と違ってもっと深い青でした。確かにその色自体は綺麗なのですが、寒色系ですので通り全てが青だと華やいだ暖かい雰囲気になりません。一色に統一するならオーソドックスに電球色のような色の方が良かったと思います。
また、点滅のさせ方も今ひとつでした。1本の樹木にイルミネーションを4本ほど設置していましたが、何故かこれらのイルミネーションが連結されておらず、枝単位に点いたり消えたりを短時間に繰り返すので、まるで稲光のようにビカビカと点滅してせわしないのです。1本の樹木のイルミネーションを全て連結し、"SLOW FADE"という点滅モードにすれば、樹木全体をゆっくりと明るくしたり暗くしたりする事ができますので並木全体で穏やかな光の変化を楽しめたのではないかと思います。
主催者は、明るく、ロマンチックな雰囲気を通りに与えたかったのではないかと思うのですが、そういう観点からしますと色も、点滅のさせ方もあまりうまくいっていなかったように思います。
角館の場合は、1色ではなく青と白のコンビネーションにしましたので、"SLOW FADE"モードにした場合、青がFadeOutすると小店全体がだんだん白くなり、白がFadeOutすると青くなるといった風に色に変化をつけることができました。これは、最初からそのつもりでデザインしたわけではなくて偶然に拠るところも大きかったのですが、いろいろと試行錯誤した結果ではあります。
手間をかけて試行錯誤する事がより良いデザイン・演出に繋がっていくと思います。
さて、こちらは秋田銀行本店の樹木に取り付けられたイルミネーション。
ご覧になった方も多いと思いますが、あの光の線が強烈な印象のイルミネーションです。残念ながら点灯はしておりませんでしたが、その正体をバッチリ写真に撮ってまいりました。
あの線は、チューブライトを複数束ねたものだったのです。点灯するとこんな感じだそうです。
飾りつけ方は比較的シンプルです。飾りつけがシンプルでもデザインによって強い印象を与えることができるという良い例だと思います。
来年は、これら秋田市のイルミネーション達もパワーアップするでしょう。それを見るのが今から楽しみですが、「角館・冬のイルミネーション」も負けないよにパワーアップしていかなければなりません。今年は私がデザインを担当させてもらいましたので、来年は他の人がやることになると思います。
来年はどんなデザインになるのでしょう? 私も楽しみですが、皆さんも楽しみにしていて下さい。