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2006年10月28日

「仙北市東京屋敷」その3

 ところで仙北市が首都圏にアンテナショップを持つ目的はなんでしょうか?

 通常自治体がアンテナショップを開設する目的には「地域や、特産品のPR」と、「売れ筋調査」の2つがあると思います。
 「地域や、特産品のPR」をするなら大勢の人が訪れる銀座や、新宿などの繁華街にショップを開設するのがよいでしょうし、「売れ筋調査」をするなら、売りたい物を買ってくれそうな人が買い物に訪れる場所に開設するのが良いでしょう。仙北市では農産物などの特産品を扱うということですから、売れ筋調査には銀座などの繁華街よりも、ベットタウンや、下町の方が向いていそうです。
 こういった観点でみますと、荒川区の商店街は、「地域や、特産品のPR」をするという目的の達成に適した場所ではないけれど、「売れ筋調査」という目的の達成には適している場所と言えそうです。

 足りない「地域や、特産品のPR」は、デパートの催事場などでのイベントで補うという手があります。
 銀座や、新宿といった繁華街に恒常的にショップを構えるのはお金がかかりますし、必ずしも地方の物産に関心がある人ばかりが集まっているわけでもありませんからコストパフォーマンスがあまりよくありません。だったら、デパートの催事場で行われる「東北の旨い物市」のようなイベントに乗っかった方が関心がある人が集まってくる分パフォーマンスがよいでしょう。

 また、PRは、TV番組、雑誌、ネットといったメディアの効果が大きいと思いますので、ショップによる直接のPRにあまりこだわる必要もないでしょう。PRという事では、ショップは、首都圏に於けるメディアへの橋渡しの拠点と位置付けたらどうでしょうか。旅行代理店や、映画やTV番組の制作会社、また雑誌社などと打ち合わせをする時、電話でやりとりするだけでなく、資料や、農作物などのサンプルを持って担当者が直ぐに飛んでいったらメディアに露出する機会も増えるのではないでしょうか。


 この続きはまた後日。


「仙北市東京屋敷」その1
「仙北市東京屋敷」その2
「仙北市東京屋敷」その4
「仙北市東京屋敷」その5

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 そういえば、荒川区の三ノ輪って新幹線で行き来するには便利な所なんだよな。
 私は、いつも新幹線を利用しているんですけど、上野で日比谷線に乗り換えて僅かに2駅目だから、三ノ輪に住んでいるときは最終の新幹線で東京に着いても全然楽勝だった。

投稿者 taguchi : 2006年10月28日 23:17

コメント

 今日(10/31)のさきがけon The Webに横手市平鹿町が東京・駒込の染井銀座で「観光と物産展」を行っているニュースが載っていました。1日までだそうです。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20061031d

 オレ、駒込の染井銀座のそばにも住んでいたことがあるんだよなぁ。

投稿者 20年ぶり : 2006年10月31日 20:33