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2006年10月10日

「仙北市東京屋敷」その1

 9月13日のさきがけ新聞のWeb版に、仙北市が東京に「首都圏PRセンター」を作るという記事が載っておりました。

 開設場所の候補地として荒川区内の商店街と書いてありましたので「へ〜っ」と思ってしまいました。なぜかと言いますと、今は世田谷区に住んでいるのですが、ここに越してくる前は荒川区の三ノ輪というところに住んでおりまして、「荒川区の商店街と言えば三ノ輪のアーケード街だよな」と思ったものですから「あそこか、へ〜っ」と思ったわけです。

 荒川区と聞いて、はじめはちょっと意外な場所だと思いました。PRセンターのようなものを作るなら東京の東側より、西側だろうなと漠然と思っていたものですから。
 西側の方がどちらかと言えば生活にちょっと余裕がある人たちが住んでおりますし(私は余裕ないですけど)、吉祥寺、下北沢、自由ヶ丘といった人が集まる街も西側にあります。また、団地など新興住宅地があるのも西側ですからPRする対象としては西側というイメージをなんとなく持っていました。

 記事にもありますが、荒川区は下町なんですよね。
 三ノ輪から日比谷線で一駅都心方向に行きますと、「朝顔市」や、“おそれ入谷(いりや)の鬼子母神”で知られた入谷でして、「酉(とり)の市」で有名な「鷲(おおとり)神社」などがあります。入谷自体は荒川区ではなく台東区ですが、東京の北東部は昔からの下町風情を残すところです。
 オフィス街でもなく、新興住宅街でもない。そこに住んでいる人たちの生活が感じられるところが気に入って三ノ輪に住んだんですけど、荒川区には他所から人が集まるような大きな街もありませんので、「PRセンター」というのはどうもピンときませんでした。

 その荒川区がなぜ候補に挙がっているかというと、荒川区が区内の空き店舗対策として「ふるさと物産館」の誘致を行っているからのようです。そういえば、荒川区は空き校舎をベンチャー企業に貸し出すなど以前からこうした事業には熱心でした。


 この続きは、また後日。

「仙北市東京屋敷」その2
「仙北市東京屋敷」その3
「仙北市東京屋敷」その4
「仙北市東京屋敷」その5

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 荒川区の「空き店舗対策事業」

 この事業を利用した、第一号点が既に三ノ輪に出来ているようです。
 「ふるさと物産館、第一号」 

 三ノ輪の商店街をGoogleMapで上空から見たところです。
  「航空写真」モードにして拡大すると、左上から右下に伸びるアーケード街の屋根が見えます。
 下に平行して走っている細い線路は、唯一残った都電「荒川線」。その下の太い線路は「常磐線」で、線路脇にある大きな建物がイトーヨーカドーです。常磐線の線路をはさんだ下の方に7年ほど前にできた量販店「Olympic」が見えます。
 私、このOlympicのすぐそばに住んでました。Olympicが出来たおかげで、近くにマクドナルドなどの新しいお店もできて近所の雰囲気も変わったっけ。

投稿者 taguchi : 2006年10月10日 01:34