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2006年08月 アーカイブ

2006年08月22日

2005年(リファイン版)について

 昨年(2005年)の運行ムービーと、練習用ムービーのデータを基に私(20年ぶり)が若干の調整を加えて“2005年(リファイン版)”を作成しました。
 データを入力してくださった皆さんありがとうございました。ここで改めて御礼申し上げます。

 ほとんど練習用のムービーのデータそのままなのですが、いくつか本番用の方が正しいのではないかと思われる点や、動きのおかしな点がありましたのでその部分を調整しました。
 もう1年前のことですので記憶の彼方のこととは思いますが、もしお分りになるものがありましたらこのブログのエントリにコメント頂ければありがたいです。

 これらのムービーは、ネットからこれ以上更新できないように更新停止としました。コメント頂いたものについては、私の方でリファイン版に更新を致します。


【西部】
 2日目、3日目とも前日納めた位置と、開始位置が異なる。

【西勝楽町】
 1日目に、動き出した直後にバックしているが、これで正しい?

【山根】
 1日目、山根の張番前まで行ってバックしているが、これで正しい?

【上新町】
 3日目、動き出した直後バックする動きが2回あるが、これで正しい?

【本町通り】
 中町の冨士通り名店街の角あたりに泊まっているとき、後ろを西勝楽町が通っているけど、こんなことありました?

【中央通り】
 3日目、納めた位置がわかりません。

【駅前】
 2日目、お薬師さんの前に3:00から4時間ぐらい止まっているが、これで正しい?

【駅通り】
 1日目、 参拝に向かうときも、帰りも栄町の角ではなく、図書館の脇を通っているが、これで正しい?
 また、駅まで行っているけど、これで正しい?

【菅沢】
 1日目、2日目、スタート地点はこれであってますか?

【川原町】
 本番用ムービーと、練習用ムービーと動きが異なっている箇所があった。
 1日目、参拝後の帰路は公立病院側をまわったか、それとも岩瀬を北上したのか?
 2日目、本番用では駅まで行って折り返している。
 3日目、菅沢でUターンした後の動きがわかりません。

【下岩瀬町】
 3日目、 下新町を上っていたのか、南校通りを上っていったのか?
 一旦火除けまで北上して横町の角に戻ってきたのか、火除けまで行かず横町の角で左折したのか?


 その他、気づいた点などありましたらこのブログのエントリにコメント頂ければ幸いです。

 “2005年(リファイン版)”

2006年08月24日

2005年のプロジェクトの反省

 一昨年(2004年)の運行ムービーは皆さんから好評を頂き大成功でした。
 一昨年は、立町に設置された「曳山現在位置」を3日目の夕方から1,2時間おきに写真に撮り、それを基に作ったムービーを公開して、それに町の皆さんから寄せられた情報によって修整を加えていくという方法をとりました。

 しかし、掲示板に寄せていただいた情報の編集が思ったより大変で、編集作業が朝方までかかる日もありました。その年は仕事があまり忙しくなかったのでよかったのですが、忙しい時期と重なってしまうとその年は運行ムービーができなくなってしまいます。毎年継続して行うにはなんらかの別の方法を考える必要がありました。

 そこで、昨年(2005年)は、皆さんが自分で曳山の動きを入力できるようにしました。
 途中システム的な不具合などがあったものの、最終的には“システムとしては”それなりに動く形にはなったのですが、運用面まで含めると残念ながらあまりうまく機能しませんでした。

 今年は、その反省を踏まえて2006年の運行ムービープロジェクトを行いたいと思います。
 問題を考えるに先立って、先ず昨年入力をして頂いた方々に感謝を致したいと思います。本当にありがとうございました。

 では、何が問題だったのかについて考えてみたいと思います。


■入力の負荷が大きかった

 つらつらと考えますに、一番の問題は「入力の負荷が大きかった」ということではないかと思います。
 一昨年は、掲示板に沢山の情報を寄せてもらいました。同じように入力をしてもらえるのではないかと思ったのですが、考えてみると一人ひとりの記憶にある情報は断片的で小さなものですから、その僅か数箇所の情報を入力する為にわざわざムービーの入力操作を覚えるのは負荷が大きすぎて割に合わなかったということではないかと思います。

 また、「曳山現在位置」を元にしたおおまかな動きも用意しませんでしたので、ゼロからの入力という事になってしまい、部分的にわかっていても入力しにくかったと思います。

■システムを作るのが遅れた

 去年の更新履歴をみますと、8月も下旬に入ってから初版をリリースし、お祭りの後も改造を続けています。
 お祭りの前に完成版をリリースし、ある程度試して見てからお祭りを迎えられるようにすべきだったと思いますが、作るのが遅すぎました。
 この点は、今年は大丈夫です。

■期間を3日間に拡げたことの影響

 2004年は3日目の夕方から10時間分しかありませんでした。
 2005年は、3日間に拡げましたので時間は4,5倍になったと思います。また、3日分ということになりますと、曳山の動く範囲も広範になりますので、地図の面積も4倍程度に広がりました。
 関心が高いのは3日目の夜ですから、そこに集中したほうが精度の高い情報が集まったような気もします。
 システム的には、1日間も、3日間も大差ないのですが、人間が入力するわけですから3日間の方が負荷が高かったと思います。そこまで思慮が及びませんでした。

 ただ、3日分の曳山の動きが見られるメリットはあるわけで、痛し痒しというところでしょうか。

■参拝と、上覧の動きは入力するのが難しい

 前項と関連しますが...
 私は、初日の神明社参拝の動きを入力するのは簡単だと思っていました。ただ連なっているだけですから。でもこれが却って難しかった。

 参拝や、上覧の時は、曳山間の距離が短いので、ちょっと狂うと重なったり、追い越したりしてしまいます。
 ここは、一人が一つの曳山の入力するだけではうまくいかないので、一人の人が全体を調整しながら入力する必要があるようです。

■だれもが更新できるという問題

 だれでもログインなしで更新できるようにしたので、悪戯のようなこともいくつかありました。
 サーバに保存したデータは、全バージョンを保存してあるので、元に戻すことはできるのですが、せっかく苦労して入力したデータに悪戯されるとやる気が失せてしまいます。
 なんらかの対策を施す必要があると思っています。


 ざっと書いてみましたが、皆さんがお気づきの点がありましたらコメントお願いします。
 今後の改良の方向性については後日書きたいと思います。

2006年08月25日

どこまでリアリティを求めるか?

 そもそもリアリティって何さ?


 運行ムービーに完全なリアリティを求める事はできない。なぜなら、曳山の縮尺が実際よりもかなり大きくなってしまっているから。
 実際よりも大きく表示されているから、リアルな位置に配置すると、距離が近い曳山と重なってしまう。そういう意味では、神明社や、上覧の再現が一番難しい。重ならないように少しづつずらしていくと、列の後ろの方の曳山の位置が実際よりもかなり後ろにズレてしまうかもしれない。

 曳山の表示サイズを実際のサイズに近づければいいんだけど、そうすると丁内名が読めなくなるし...  まぁ、今年は現行のサイズのままにしておいて、位置を微調整する方式でいきましょうか。


 最低限満たさなければならないものは何だろうか?
 GPSで測定して本当にリアルに記録できるなら別だけど、そういうわけじゃないから、結局突き詰めて考えると、「他の曳山との関係が概ね正しく表現されている事」が最低限満たされなければならないことではないかと思う。
 だから、多少位置や、時刻が違っていても、それが他の曳山との関係に影響を与えないなら「ま、いっか」と。

 具体的に考えてみます。


■曳山の運行経路

 曳山が、どういう経路を通ったかという事は最低限きちんと表現しないといけないと思う。
 お祭りに参加できなかった人も、経路をみれば大体どのようなお祭りだったのかおおざっぱに把握できるし、お祭りに参加していてもずっと自丁内の曳山についていれば他丁内の曳山の動きはわからない。 経路は最低限正確に表現したい。


■時刻は大雑把でいいよね

 経路だけでは、何時そこを通ったのかわからないので、時刻が必要になるわけだけど、それは他の曳山との関係が狂わない程度に大雑把でいいと思う。
 例えば、ある交差点をA曳山が南北に横切った10分後にB曳山が東西に横切った場合、時刻が大きく狂うと横切った順番が逆になってしまう。そういった事にならない程度に正確であればいいと思う。

 ただ、あまりルーズにやると全体がグダグダになるので、「ここは確実に合っている」という基準点ががいくつかあると他のポイントが入力しやすくなって全体が引き締まる。
 なので、参拝や、上覧の時刻、或いは張り番に見せに来た時刻などの記録があるとありがたいと思います。


■曳山の動作をどこまで表現するか

 曳山同士がすれ違うときに片側に寄せるわけだけど、そこまで再現していると大変なので、それは割愛してもいいでしょう。今も基本的には再現してないし。

 それから、曳山は実際には動いている時間よりも止まっている時間の方が長い。少し動いて、止まって、少し動いて、止まって...を繰り返しているわけだけどこれをいちいち表現するのは無理なのでこれも割愛してもいいでしょう。
 だけど、非常に長く止まっていた場合は、できれば表現したい。じゃぁ、非常に長くっていうのは、何分以上なんだってことになるとこれはなかなか難しいし、あらかじめ何分間止まるなんてことがわかるわけじゃないから記録をとるのも難しい。まぁ、「あそこに結構長い間止まってたな」という記憶に頼らざるを得ないですね。

 張番に見せる為にハナを振る動作もなければなくてもいいような気がするけど、昨年は入力して頂いたので、できれば入力するって方向でしょうか。

2006年08月29日

完成までの段取りについての素案


 一昨年は、観光課さんが立町に設置している「曳山現在位置」を元に予め全体のおおまかな動きを付けた状態で公開しましたから、「ここが違っているよ」といったことが指摘し易かったのではないかと思います。
 昨年は、まったく動きを付けていないゼロの状態から入力しなければならなかったので、入力の敷居が高かったと思います。

 そこで今年はその反省を踏まえまして仙北市の観光課さんにご協力をお願いをして「曳山現在位置」の情報を頂ける事になりました。
 観光課さん、ご協力感謝致します。

 観光課さんで曳山の位置を確認し、立町に情報が伝達されて「曳山現在位置」上の駒が動かされるわけですが、その際に紙に記録をとっておいて頂いて、翌日にそれをFAXで送信して頂ける事になりました。
 それを受け取った私が「運行ムービー」に入力をしましてネットに公開します。
 そして、公開されたものを町の皆さんに見て頂いて、違っている箇所を修整するという形にしようかなと思っています。

 また、予め行われることが決まっている「参拝」、「上覧」、「観光やまぶつけ」などについては時刻の入力欄を用意しておきますので、入力して頂ければ私がそれを「運行ムービー」に入力します。
 更に、もし丁内の張番さんなどで、曳山が通った記録をご提供頂けましたらそれも私の方で入力します。

 どの曳山が何処に何時というカッチリした情報であれば、他の情報と矛盾がなく入力にそれほど手間はかからないので私の方でまとめて入力してしまいます。


 以上で全体の骨格が固まってしまえば、新たな情報によって全体を大きく修整しなければならない事態にはならないと思いますので、あとは骨格の間のこまかな動きを調整していけばいい(はず)です。そこのところを町の皆さんにお願いしたいと思います。

 まぁ、やってみないとうまくいくかわかりませんが、こんな感じでトライしてみようと思います。
 どうでしょう?こんな感じで。

2006年08月31日

投票にご協力下さい

 運行ムービーの対象は、一昨年が9日の夕方から10日の朝までで、昨年が3日間全てでした。
 皆さんが一番関心があるのは9日だと思いますが、では7日と、8日にはどの程度関心をお持ちでしょうか?

 「是非3日分見たい」という方もおられるでしょうし、「7,8日に興味はないのでシンプルに9日だけの方がいい」という方もおられると思います。

 ふるさと角館のトップページの右側に、運行ムービーの対象日数についての投票を設けましたのでご協力頂ければと思います。

 選択項目は、以下の3つです。

 ・3日間あった方がよい
 ・7日,8日はどちらでもよい
 ・9日だけで十分

 今年は、立町に設置される「曳山現在位置」の情報を観光課さんから頂けることになりました。それが3日分ありますので、今年はその情報を元に3日分の情報を入力するつもりでおります。しかし、自丁内廻りなどの部分の精度は下がらざるをえないのではないかと思いますし、来年以降どうするかは今年の状況と、この投票の結果を合わせて検討したいと考えています。

 ご協力のほど宜しくお願い致します。

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