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2006年04月17日

春だ、桜の季節がやってきた

 東京駅に貼られた東北の桜の名所のポスター。土曜日(2006/4/15)に撮影しました。

sakuraPoster.jpg

 真ん中が「角館」、左が「北上」、右が「弘前」です。シャッター時間を長くしたので、歩いている人がゴーストのように写っています。

 去年までのポスターでは“角館”という文字がもっとデッカかったので「こりゃぁ、“角館”のいい宣伝になるなぁ」と思ったのですが、今年のポスターのデザインでは「地名」は控えめになっています。遠慮しなくていいからもっとドデカく書いてくれ(笑)
 記憶違いでなければ、一昨年は「角館」と、「弘前」の2つだけで、「北上」のポスターが貼られるようになったのは去年からだと思います。JR東日本としてはゴールデンウィークの旅行客を増やす為にバラエティを拡げたいというところでしょうか。


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ここから4/23に書き足し。


 仙北市のサイトに過去18年間の「角館のサクラ開花日一覧」が掲載されている。 「満開」、「散始め」という項目があるが、「満開」とは花芽が80%以上開花した状態で、100%満開になれば「散始め」るだろうから、この表からすると桜が満開で“本当に見頃”という期間は三日間か、四日間と読める。前後のそれなりに楽しめる期間を加えても見頃の期間はせいぜい一週間といったところではないだろうか。これは、私の実感と合っている。

 県内や、近県から日帰りで来られる方はともかくとして、遠くから「泊りがけ」で来られる方々にとって見頃が一週間というのはかなり短い期間だと思う。遠くから来られる方々は早い時期に新幹線や、旅館の予約をしなければならない。一旦予約したら簡単には変えられないから、はるばる角館まで来たけどまったく桜を見ることができずに帰られる方も少なからずいらっしゃるだろう。
 前にも書いたけど、去年田町で初老のご夫婦からカメラのシャッターを押してくれと頼まれた。さっき角館に着いたばかりというそのご夫婦は「せっかく来たのに散った後で残念」と言っておられた。もちろん桜が散ったのは私のせいじゃないんだけど、地元の人間としてはせっかく来てくれたのに申し訳ないような気になる。あの満開の桜を見てもらいたかったなぁという気持ちにもなる。奥さんが明るい方で笑いながら話してくれたのが救いだったけど、実はその日の午前中まではなんとか満開の状態を保っていた。もし半日早く角館に到着しておられたら降る様な桜吹雪を見れたのに。この半日は大きかった。

 この春、私のサイトに「角館の桜の開花時期を教えてくれ」という問い合わせを何人かの関東の方から頂いた。一番早い問い合わせは3月21日だった。もう一ヶ月以上前だ。遠地から来られる方は一ヶ月も前からいつ頃咲きそうか当たりをつけて予約をしなければならない。見頃の期間が一週間では的が小さすぎて当てるのはなかなか難しいだろう。
 また、期間が短いということは、その分短い期間に観光客が集中するということだから、去年ブログに書いたようにピークが高くなってしまって町への経済効果という意味でもあまり好ましくない。ピークを低く、期間は長くして、ノペ〜と横長になってくれればありがたい。そうすれば総宿泊客数も増えるし、混雑も緩和され観光客の方にも落ち着いて見てもらえて結果として滞在時間も長くなるだろう。さらに最大ピーク時に備える駐車場などの設備も小さくて済むからかけるコストも小さくて済む。
 このようにピークの高い山脈を低くし、横に長い台地状にする為に早咲きの桜や、遅咲きの桜に注目したい。梅や、桃もいいけど春の角館はやっぱ桜だろう。

 じゃぁ、植えようかという話になったとして、何処に植えたらいいんだろう。適当な場所は?
 これを次に考えてみたい。

投稿者 taguchi : 2006年04月17日 01:55

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