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2006年01月15日

「東京ミレナリオ」レポート

 カジノサミットは、とっくに終わったのに、トップページに「日本カジノ創設サミット in 秋田に行こう」っていつまでも表示しとくのもなぁ「あぁ、なんか新しいブログ書かなきゃ」と思っている今日この頃みなさん明けましておめでとうございます。ブログの更新が(超)遅い20年ぶりです。今年も宜しくお願い致します。

 年末、「東京ミレナリオ」に行って参りましたのでレポートします。

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(ミレナリオ入り口)

 99年からやっているらしいのですが、あんまり興味なくて一度も足を運んだ事がありませんでした。でも、今年を最後に休止すると聞いて「こりゃあ行かねば」と突然のように思い立ち行って参りました。弱いんです“これで最後”ってやつに(苦笑)
 ちなみに、神戸でやっているのは「ルミナリエ」、東京のが「ミレナリオ」。

 場所は、東京駅のすぐそば。丸の内側の高層ビルの立ち並ぶ通りの一つを車両通行止めにして、光のアーチで300メートルほどのトンネルを作っています。入場料などは要りません。人出が凄いので、係員に誘導されぞろぞろと歩いてそこまで行くのですが、目と鼻の先の東京駅から1時間近くかかりました。混む時はもっとかかるらしいです。


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(奥に向かって光のアーチが300mに渡って続いている)

 さて、初めて見た光のトンネルですが、冬の澄みきった夜空に映えてとてもきれいでした。
 冷たい北風に吹かれても、イルミネーションを見ているとなんだか華やいだ気持ちになって、顔がほころんできます。周りの見ている人もみんなニコニコしていました。“きよしこの夜”なんか聞こえてきたらもう最高って雰囲気。

 イルミネーションが冬の風物詩になったのはいつの頃からでしょうか? 夏にやってもよさそうなものですが、何故かイルミネーションと言うと冬の夜を連想します。元々クリスマスのイルミネーションから来たものかもしれませんし、冬は日暮れが早いからという事もあるでしょう。いまや冬の街の風景に欠かせないものとなりました。

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(出口の交差点付近)

 さて、光のトンネルの出口は交差点になっていて、写真のように車道に大きくアーチが架かっています。そして、そのアーチと、アーチの間の歩道の部分にも小さなアーチが架かっています。トンネル部分を構成するアーチは全て同じデザインで整然と並んでいるのですが、この出口のアーチはデザインが様々で賑やかな感じがあって、またこれがいい感じなのです。

 これを見て、角館にも応用できるんじゃないかと思いました。
 長いトンネルを作るのは難しいけれど、このように数の少ないアーチでも十分美しいのです。

 例えば、郵便局の角に、中央通りをまたぐ様にアーチを架けたら中央通りの何処からでもこのアーチが見えます。郵便局の正面にアーチを架ければ、松庵寺の辺りからもアーチが見えます。そして、立町のポケットパークにクリスマスツリーを立てて、小店をイルミネーションで飾り付ければ、ほら“光の公園”のできあがり。新しい角館の冬の風物になるんじゃないでしょうか?
 さらに、各商店の軒先がイルミネーションで飾られたら、町全体が華いだ雰囲気になって町なかを歩くのが楽しくなりそうです。

 12月、1月は、一年中で観光客数が一番落ち込む時期ですから、こういったイベントで近隣の市町村の人たちに足を運んでもらうというのもよいのではないでしょうか。イルミネーションは夜しか見れませんから、「角館さイルミネーション見に行って、晩飯は角館で何が旨めものでも食ってくるべ」ってな感じで、夕食を角館でとってもらえます。


 さて、角館で応用できないかなぁという観点でルミナリエを見ていると、普通の人が見ないようなところに目が行きます。みんなはランプのついている部分ばかりを見上げているのですが、私は「このアーチはどうやって立っているんだろう?」と思って柱を見たり、「電源はどうなっているんだろう?」と電線の行方を追ってみたり。そうやって見てみると、この一見整然と並んだ現代的な作品が結構泥臭い手作業によって作られているという事がわかってきました。
 まず柱ですが、遠目には白いまっすぐの柱にしか見えないのでけれど、近づいてよくみると、ところどころに節のあるただの丸太を白く塗ったものでした。ちょうど置山と同じような感じの木です。地面に柱を埋めるような穴があるわけではありませんで、ただ立てているだけ。それぞれのアーチは平面ですからアーチ単独では立っていられないので、隣のアーチとの間に綱を張って支えています。
 その柱にランプがついているアーチ部分が架かっているのですが、このアーチも木を曲げて作ってあります。機械で成型したわけではなくて、薄い木の板を重ねて曲げて貼り合わせたか、縛ったかしているようでした。そして、そのアーチにランプのソケットが一つ一つ付けてあって、それにランプが付けられているという構造になっていました。ランプは、通常のクリスマス用のLEDではなく2,3cm程度の着脱可能なランプです。

 結構アナログチックなんですよね。
 ミレナリオも、ルミナリエもアートディレクタはイタリア人の芸術家ヴァレリオ フェスティという方だそうです。イタリアの職人技の本領発揮というというところでしょうか。でも、木を組んで、綱で支えてっていうあたりは、角館の職人の技にも通じるところがあるように思います。


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 立町の小店のところが雪で通れなくなっていた。
 小店の外に除雪機で道がつけられている。元々小店は、冬の間その下を通る為に作られたわけだから、冬に雪で通れないってのはなんとも格好がつかない。

投稿者 taguchi : 2006年01月15日 23:35

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