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2005年10月30日

合併特例債は何にでも使えるのか?

 合併特例債について国と、県に問い合わせをし回答を頂いておりました。
 回答を頂いたのは今年の春の事でしたが、そのうち整理してBlogに書こうと思っているうちに月日が過ぎてしまいました。今日は市長選挙です。これを機会に頂いた回答を公開し共有の情報としたいと思います。

 国は総務省自治行政局市町村課さんから、県は秋田県市町村合併支援室さんからご回答頂きました。サイトの問い合わせフォーム、およびメールを使って問い合わせをしたものです。ご協力頂きましてありがとうございました。


 さて、以前このBlogに“【合併4】合併に際しての財政措置の一覧表”というタイトルで記事を書きました。合併の時に受けられるいろいろな財政措置について整理したものです。
 ざっくりと分類すれば、特例債という債権発行(借金)によるものと、そうでないものがありますが金額は特例債の方がずっと大きいです。で、特例債にも2種類ありまして、一つが建設事業用の特例債で、仙北市の場合の最大起債額は約138億円です。もう一つが基金造成用の特例債でして、最大起債額は約13億円です。
 基金とは自治体の貯金のようなものらしいのですが、借金した金を貯金するというなんだか不思議なシステムになっています。

 さて、なんと言っても金額が大きいのが建設事業用の特例債でして、合併協議会で最大起債額約138億円のうちの8割、109億円を利用(起債)するとしています。
 前回のBlogの記事にも書きましたが、特例債は起債(借金)した金額の7割を返済時に国が肩代わりしてくれるという事で、期待している方もいらっしゃると思いますが、この建設事業用の特例債は何にでも使えるというわけではありません。以下の要件を満たしている必要がある事に注意が必要です。

1. 合併した事によって必要になった事業
2. 基本的に対象は建設事業
3. 「新市建設計画書」に記載されている事業

 これを仙北市の場合についてもう少し具体的に問い合わせさせて頂きました。
 問い合わせの中身と、回答を表に整理しましたので、下の表をクリックして拡大してご覧下さい。


(表をクリックすると、別ウィンドウに拡大します。)


<参考>
新市建設計画(素案)9/13の素案です。県に提出した最終版があるはずですが、ネットでは公開されていません。PDFファイルでサイズが1.2MBとかなり大きいのでご注意下さい。)
新市建設計画要約図

投稿者 taguchi : 2005年10月30日 00:41

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