« ポイントの作成の仕方(第三夜) | メイン | 編集の補助機能(第五夜) »
2006年09月15日
ポイントのコピー(第四夜)
第四夜は、ポイントのコピーについて解説を致します。これをうまく使うととっても便利です。自分で言うのもなんですがお気に入りの機能です。
(Help Menu:「ポイントのコピー」)
この方法ではタイムライン上のポイントを操作します。
一夜目に説明をした「時刻の修正」では、タイムライン上のポイントをマウスでつまんで別の時刻に移動しましたが、マウスでつまむときに「Shiftキーを押しながら」つまんで移動すると、その時刻に“元のポイントのコピー”を作成します。
まったく同じ「位置」と、「向き」のポイントがその時刻に新たに作成されます。これは昨晩説明した「ポイントの作成機能」とは別の、もう一つのポイントの作成機能といってもよいでしょう。
コピーされるポイントは「位置」や、「向き」が元のポイントとまったく変わりませんから、“曳山が停止している状態”を簡単に作成することができます。
また、「向き」は変わるけど「位置」は変わらない“角を曲がる動き”や、“参拝、上覧、張番にお見せする”動きにも応用できます。
実際にやってみましょう。
■曳山が停まっている状態
あるところまで曳山が進んで、そこで30分間停まっていた動きを表現するには、止まった位置のポイントを30分後にコピーするだけでOK。
下の例では、18:00のポイント(番号1)を30分後にコピーして新しいポイント(番号2)を作成しています。
■角を曲がる動き
角に到達した状態のポイントを1分後にコピーして、それを90度回転させればOK。
■参拝、上覧、張番へお見せする動き
「角を曲がる動き」と、「曳山が停まっている状態」の組み合わで、スッキリと動きを付ける事ができます。
例えば、お薬師さんに参拝し、お薬師さんに20分間鼻を向けていた場合を例に説明します。
1.お薬師さん前に到着したポイントを作成します。
2.「角を曲がる動き」と同様に、到着した状態のポイントを1分後にコピーしてお薬師さんの方に向きを変えます。
3.「曳山が停まっている状態」と同様に、そのポイントを20分後にコピーします。
4.最後に、その1分後に、到着した時のポイントをコピーすれば、到着したときとまったく同じ方向に向き直ります。
これで、“お薬師さんに到着し”、“直ぐにお薬師さんの方に曳山を向け”、“20分間参拝し”、“参拝後直ぐに向き直る”動きを付けることができました。
もし、到着して直ぐに向きを変えずにしばらくそのまま停まっていたのなら「曳山が停まっている状態」を挟み込めばよいわけです。
如何でしたでしょうか?
今晩までで、ポイントの修正と、作成について一通り説明が終わりました。あと基本機能として「ポイントの削除」がありますが、単にポイントを選択して削除するだけの簡単な機能です。今晩までのところで運行ムービーの編集に必要な基本的な機能は一通り解説させて頂きました。
投稿者 taguchi : 2006年09月15日 20:30