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「仙北市東京屋敷」その3
ところで仙北市が首都圏にアンテナショップを持つ目的はなんでしょうか?
通常自治体がアンテナショップを開設する目的には「地域や、特産品のPR」と、「売れ筋調査」の2つがあると思います。
「地域や、特産品のPR」をするなら大勢の人が訪れる銀座や、新宿などの繁華街にショップを開設するのがよいでしょうし、「売れ筋調査」をするなら、売りたい物を買ってくれそうな人が買い物に訪れる場所に開設するのが良いでしょう。仙北市では農産物などの特産品を扱うということですから、売れ筋調査には銀座などの繁華街よりも、ベットタウンや、下町の方が向いていそうです。
こういった観点でみますと、荒川区の商店街は、「地域や、特産品のPR」をするという目的の達成に適した場所ではないけれど、「売れ筋調査」という目的の達成には適している場所と言えそうです。
足りない「地域や、特産品のPR」は、デパートの催事場などでのイベントで補うという手があります。
銀座や、新宿といった繁華街に恒常的にショップを構えるのはお金がかかりますし、必ずしも地方の物産に関心がある人ばかりが集まっているわけでもありませんからコストパフォーマンスがあまりよくありません。だったら、デパートの催事場で行われる「東北の旨い物市」のようなイベントに乗っかった方が関心がある人が集まってくる分パフォーマンスがよいでしょう。
また、PRは、TV番組、雑誌、ネットといったメディアの効果が大きいと思いますので、ショップによる直接のPRにあまりこだわる必要もないでしょう。PRという事では、ショップは、首都圏に於けるメディアへの橋渡しの拠点と位置付けたらどうでしょうか。旅行代理店や、映画やTV番組の制作会社、また雑誌社などと打ち合わせをする時、電話でやりとりするだけでなく、資料や、農作物などのサンプルを持って担当者が直ぐに飛んでいったらメディアに露出する機会も増えるのではないでしょうか。
この続きはまた後日。
投稿者 taguchi : 12:55
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「仙北市東京屋敷」その4
私は、今東京の世田谷区に住んでいます。最寄の駅は世田谷線の松原という駅です。
世田谷線は2両編成の電車がガタゴト走る小さな路線で、ターミナル駅の下高井戸から一つ目の松原駅の駅前はオオゼキというスーパーが一軒あるだけの他になにもない住宅街です。
5年程前、高校の教員をしているうちの弟が学生の就職先の開拓で東京に来た事がありました。松原駅の駅前で待ち合わせたのですが、合うなり「俺、前にそごのオオゼキさ来たごどある」というのです。その時まで知らなかったのですが、地元のスーパーだと思っていたオオゼキは実は東京の西南地区にチェーン展開しているスーパーで松原店が本社だったのです。それで就職の件で本社を訪問した事があったということでした。
どうりでレジ打ちをしている女の子が値段を読み上げる時の「○○円」の「エン」のアクセントが変わってると思ったんだよな。東京だと普通語尾の「エン」のアクセントは下がるんだけど、ここのレジの女の子達は上がるんで、「秋田と同じアクセントの人もいるんだな」なんて思ってたんですが、合点がいきました。秋田出身の女の子だったんですな。それにしても意外な所で「縁(エン)」があるものです。
私も日常的に買物に行っているこのオオゼキですが、業界では知る人ぞ知る超優良スーパーらしいのです。 (こちらの記事の中ほどにオオゼキの紹介があります)
角館周辺のスーパーもそうだと思いますが、流通業界では正社員比率を下げ、パートを増やしてコストを削減するのが常識だと思います。しかし、オオゼキでは正社員を増やして売上げを伸ばす方針だそうで正社員比率はなんと70%(上記の記事中では80%となっていますが、オオゼキのHPによれば現在70%超とのこと)、年間坪効率は1,247万円(記事中の1,800万円は松原店の数字)。
私は東京に20年以上住んでいますが、ここに引っ越してくるまではオオゼキというスーパーの存在を知りませんでした。角館の方もオオゼキというスーパーの名前は初めて聞かれたと思います。イトーヨーカドー、ジャスコ、ダイエーなど全国展開しているスーパーばかりでなく、マルエツ、いなげや、サミット、京王ストア、東急ストア、Olympic などなど、オオゼキ以外にも東京近郊にチェーン展開しているスーパーが沢山あります。(参考:日本のスーパーマーケット一覧(Wikipedia))
そして、これらのスーパーは東京都下に相当数の店舗を展開しています(マルエツ52店舗、いなげや63店舗、オオゼキ25店舗など)。
■売り手の声
前回、アンテナショップの目的は、「地域や、特産品のPR」と、「売れ筋調査」の2つで、「PR]はイベントや、メディアを活用したらよいのではないかと書きましたが、では「売れ筋調査」はアンテナショップを作って買物に訪れるお客さんの声を聞くだけで十分でしょうか?
確かに、消費者の生の声を聞く為にアンテナショップを開くことは意味のあることだと思います。しかし、その消費者というのはショップを開設した地域の消費者に限定されてしまいます。だからどこに立地するかで悩むわけですが、上記のような東京都下にチェーン展開するスーパーと直接お付き合いしたらどうでしょう? もっと広範な地域の、より多くの消費者の声を得ることができるのではないでしょうか? (そうなればショップの立地にあまり悩まずに済みます)
また、「売れ筋調査」に於いて販売の現場である流通業者の生の声を聞くことも、消費者の生の声を聞くのと同様に意味のある事だと思います。
更に、「PR」に於いても流通業者とのお付き合いの中で工夫できることがいろいろあるように思います。
この続きはまた後日。
投稿者 taguchi : 03:20
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ごあいさつ
ブログでも何でも、普通のサイトの表示って巻物みたいにスクロールするよね。
私はあの巻物インターフェースがあまり好じゃなくって、分割されたページをページ送りするインターフェースの方が好きだったんだ。CNETや、Hotwiredの記事がそうだけど、結構ページ送りを好む人って多いんじゃないかな?
文章がどの程度の量があるのか、またどの程度まで読んだのかなんて事は、スクロールI/Fよりページ送りI/Fの方が直感的につかみ易いよね。
それはやっぱり実世界のI/Fがそうだからだと思うんだけどさ、それと同じようにページの分割もただ分割するだけじゃなく、本物の紙みたいなデザインにしたいし、自由に動かせた方がいい。もうちょっと凝って、文書用の紙と、写真を貼る紙のデザインは別にできたらもっといいよね。
そんなことができたら面白いだろうなと思って取り組んだのがこのブログなんだ。
ベースはMovableType。
サーバ側のプログラムは何もいじってないし、ブログのエントリの内容にも特別な記述はしてなくって、クライアント側のJavaScriptだけで実現してる。
だからMovableTypeを使ってる人なら、自分のブログをこのブログと同じページ送りのI/Fにする事もできるんだ。デザインの変更も、紙の画像を差し替えてCSSを修正するだけでOK。
実験的なブログなんで、まだ修正を加えるかもしれない。ある程度固まったらその方法について解説したいと思ってるよ。
じゃ、またね。再見(サイチェン)
投稿者 taguchi : 01:18
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